kippu.biz | 買取強化中のアイテム - ＪＲの硬券入場券(ＪＲ日付という考え方：国鉄時代の残券)

硬券入場券はきっぷコレクターの間で最もポピュラーな収集アイテムとなります。国鉄、JR、私鉄の硬券入場券、いずれも買取強化しております。

ＪＲの硬券入場券(ＪＲ日付という考え方：国鉄時代の残券)

昭和62年4月1日の分割民営化によって、国鉄の旅客営業はJR北海道、JR東日本、JR東海、JR西日本、JR四国、JR九州と、6つの地域別会社に分かれて運営が行われるようになった。乗車券類の様式が一斉に変化することになり、硬券入場券も例外ではなかった。

JR化後も国鉄時代の残券を発売した駅がある

JR各社間での清算の必要もなく、発区分記号が必要なかった硬券入場券は、国鉄時代の残券「国鉄券」を分割民営化後も発売した駅が多かった。

石北本線・北見駅の硬券入場券で、左は昭和62年3月に発行された国鉄券、右は分割民営化後の昭和62年8月に発行されたもの。一般の方から見れば、どちらも同じ硬券入場券にしか見えない。実際、どちらも印刷物としては同じ硬券なのであるが、発行日の違いに着目して別に集める入場券コレクターも多く、きっぷの世界は奥深い。

この国鉄時代の残券を用いて分割民営化後に発行された硬券を「JR日付」「JR日付券」と呼んで、純粋な国鉄券と区別する。

平成元年3月に発行された、発区分記号が入った「JR券」。JR北海道のJR券は発区分記号を印刷したので区別が容易だ。国鉄券の在庫が多かったのか、大きな駅ほどJR券への移行が遅い傾向があったような気がする。

ゴム印で発区分記号を表示した例

発区分記号のゴム印は、入場券以外の券種 - 乗車券類について、国鉄時代の残券(補充券を除く。)を民営化後に発売するために必要なものだったが、これを硬券入場券に押した例。本来は必要がないが、駅の判断で律儀に表示してしまったものと思われる。

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