kippu.biz | 買取強化中のアイテム - 国鉄の硬券入場券(前期・10円券～60円券)

硬券入場券はきっぷコレクターの間で最もポピュラーな収集アイテムとなります。国鉄、JR、私鉄の硬券入場券、いずれも買取強化しております。

国鉄の硬券入場券(前期・10円券～60円券)

国鉄の硬券入場券は昭和53年7月8日の運賃改定によって入場料金が80円に改定された際に、大阪印刷場を除いて入場券の様式を改めたため、おおきく分けて60円券までの前期券、80円券からの後期券に分類されます。

10円券

入場料金10円までの硬券入場券には綺麗な「赤線」が入っており、10円赤線入場券とも呼ばれ根強い人気があります。当店では一番買取を強化しています。

硬券入場券は鋏(パンチ)が入っていると、評価が大きく下がりますが、10円券～小児断線のない30円券初期ごろまでの硬券入場券、特に希少な入場券については、鋏が入っていても止むを得ないと判断される一面があります。

20円券

この頃はまだ硬券入場券の収集がそれほど盛んではなかったため、残存数が比較的少なめで、また駅の無人化もほとんど行われていない時期だったため、10円券に次いで人気があります。特に10円赤線入場券の残券で、赤線のある20円券もごく一部の駅に存在していて、興味深い額面と言えます。

30円券

硬券入場券の収集が盛んに行われるようになった時期です。昭和44年5月～昭和51年11月と発売時期が長かったため、昭和44年と昭和51年では残存数に大きな違いがあって、評価が難しい額面です。昭和44年11月に小児料金(半額)が設定される以前は、小児断線のない様式となり、残存数は少なめです。

左の生瀬駅の例は、この小児断線のない残券が、小児料金が設定された以降の昭和45年8月に売られています。生瀬駅は、その後の昭和46年3月に駅が「無人化」されるため、60円券以降の硬券入場券は存在しておらず、このような駅の硬券入場券が希少なものとして取引されています。

一方で、60円への料金改定が行われる直前では、一気に料金が2倍となることで、コレクターの駆け込み需要が多く、大量に残っていて評価が低いことが多くなります。

右の神田駅の例は、入場料金が60円に改定された後に、30円券の残券を発売したもので、右下に「料金変更」のゴム印があります。この「料金変更」も美観を損ねるため、評価を下げる原因となります。先に解説した「パンチ入り」も含めて、ダブルで評価を下げており、大都市近郊や旅行者が訪れる機会の多い駅では、そもそも大量に硬券入場券が残っているため、買取として殆どお値段がつかないケースとなります。

60円券

国鉄の硬券入場券としては一番地味なのが60円券となります。駅の「無人化」も30円券に比べて少なく、また様式も30円券と同じため、30円券を集める収集家が多いのか、あまり人気がなく評価があがらない券が多くなります(当店調べ)。

右の硬券入場券は、篠ノ井線・西条(にしじょう)駅のものです。同じ漢字の駅で、山陽本線・西条(さいじょう)駅があり、同じように硬券入場券を発売※していましたが、これらの区別は印刷場の違いで判断します。ここでは詳細は説明しませんが、篠ノ井線・西条駅は新潟印刷場、山陽本線・西条駅は広島印刷場でした。中央本線・藪原(やぶはら)駅も新潟印刷場だったため、左右で様式が同じことに気がつきます。

※山陽本線・西条駅の入場券は、60円券から自動券売機から発売するようになりました。これを「軟券化」と呼んでいますが、「無人化」とあわせて、硬券入場券が発売されなくなる二大要因となります。

高価買取のご案内

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買取強化中のアイテム硬券入場券のご紹介

発行期間	～昭和41年3月	買取強化度	★★★★★

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