上磯郡木古内町にある、江差線・札苅(さつかり)駅です。同駅では、総販システム前出し端末券により、簡易委託による乗車券の発売が行われてきました。
江差線は函館本線・五稜郭駅を起点にして、檜山振興局の中心となる檜山郡江差町がある江差駅までの路線でした。そのうち、五稜郭〜木古内は、昭和63年3月の青函トンネルの開通、津軽海峡線の開業に伴って、本州〜北海道の都市間輸送を担う亜幹線として活躍してきました。
しかし、JR北海道の経営悪化と旅客減少により、平成26年5月に末端の木古内〜江差が廃線となり、残る五稜郭〜木古内は、平成28月3月に北海道新幹線の新函館北斗開業に伴い、道南いさりび鉄道へ転換されることになり、JR線として全線廃線を迎えています。