トップページの画像紹介 - JR北海道・キハ283系気動車
JR北海道の特急形気動車、キハ283系気動車です。石勝線・根室本線の特急「スーパーおおぞら号」として、平成9年から運行しています。
その後、特急「スーパーとかち号」、函館本線の特急「スーパー北斗号」にも投入され、キハ281系とあわせ、JR北海道の振り子特急として、高速化に大きな寄与を果たしてきました。
特急「スーパーおおぞら号」は、従来の特急「おおぞら号」に比べて、札幌〜釧路で40分以上の時短を達成しました。都市間バスだけではなく、航空をもライバルとして捉え、ビジネス需要ではグリーン車から指定席が埋まるほどの人気を博していました。所定6両編成のところ、8両〜10両編成へ増結されることが常態化していました。
しかし、2011年5月に発生した脱線と火災事故を契機に、JR北海道へ厳しい目が向けられるようになりました。最高時速も抑制され、ライバルの都市間バスにも新規参入を許すほどにシェアを奪われてしまい、かつての石勝線特急としての栄光が過去のものになってしまいました。
2007年10月から、新形式のキハ261系気動車が石勝線にも投入されました。2022年3月のダイヤ改正をもって、キハ283系気動車は石勝線からの勇退が決まりました。