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きっぷコラム - 国鉄きっぷの着色(乗車券編)��
2等級制(昭和35年7月1日から昭和44年5月9日まで)
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| 2等は青色 安浦→(陽)横川(昭和38年7月) | 1等は緑色 盛岡→東京都区内(昭和43年3月) |
2等は青色、優等となる1等は緑色でした。1等は外国人の乗車も想定していたのか、やはり英語表記が加わっています。2等は現在の普通車、1等は現在のグリーン車に相当します。昭和44年5月10日からは、1等はグリーン車となり、グリーン券も緑色で設備されました。
途中下車ができない近距離は赤色も
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| 東京⇔千葉(昭和42年10月) 相互式乗車券 | 東京→10円区間(昭和40年12月) 地図式乗車券 |
高度経済成長期にあたり国鉄を利用する旅客も増えていき、着色で区別するのは等級だけに留まらず、途中下車の可否なども判別できるように、2等の乗車券でも青色の原則を外れるものが増えていきました。
地域性があるため統一的に解説するのが難しいのですが、途中下車ができない乗車券を赤色にして区別する例が多く見られました。左側は相互式乗車券※の例です。右側は地図式乗車券の例で、特に初乗り区間を区別するために着色だけでなく、地図の印刷も赤色にしたものです。東京近郊では大量に使用されて、いまでもきっぷ収集界には大量に残っています。
※ 当店では運送約款である旅客営業規則の規定に基づいて相互式乗車券と表記し、販売を行っていますが、きっぷ収集界では矢印式乗車券との混同を避ける意味あいで「相互矢印式乗車券」と呼ぶこともあります。
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