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きっぷコラム - 国鉄きっぷの着色(乗車券編)��
係員が改札口や車内で改札を行うときに分かりやすいよう、きっぷは着色で区別しています。この項目では国鉄の乗車券の着色について解説します。
等級によって着色が変化していた
乗車券の場合、かつての国鉄では等級によって着色が変化していました。現在では上級クラスがグリーン車となっており、グリーン券を別に購入する仕組みになっていますが、かつては乗車船※する等級によって、乗車券そのものが3等、2等、1等と異なり、その区別のために着色の変化がありました。
※乗車船…国鉄は連絡船やバス(自動車)も運営していました。鉄道やバスは「乗車」ですが、連絡船は「乗船」となるため、これらを総称した用語として、乗車船(じょうしゃせん)という独特な用語が用いられていました。
3等級制(昭和35年6月30日まで)
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| 3等は赤色 佐那具→奈良(昭和35年3月) | 旧2等は青色 三ノ宮→東京都区内(昭和33年2月) |
末等となる3等は赤色、優等となる旧2等は青色の着色でした。3等は現在の普通車、旧2等は現在のグリーン車に相当すると考えると分かりやすいでしょう。旧2等は外国人の乗車も想定していたのか、英語表記も加わって厳かな雰囲気が伝わります。
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| 旧1等は黄色 東京都区内→大阪市内(昭和34年11月) |
最優等となる旧1等は黄色でした。旧1等の乗車券は残っているものが少なく貴重なものです。現在JRグループが設定するDXグリーン、グランクラス、プレミアムグリーン、スーペリアグリーンといった、最上級クラスより更に敷居が高いものだったようです。
長い国鉄時代を振り返っても、この黄色という着色は、旧1等の乗車券類でしか登場しませんでした。
旧2等、旧1等という表記について
次項で解説する2等級制時代の2等、1等と混同しやすいため、きっぷ収集界では3等級制の2等、1等を、それぞれ旧2等、旧1等と表記します。
きっぷコラム
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