己斐駅は現在の西広島駅(昭和44年10月改称)。広島から400kmまでの乗継急行券は、新大阪で新幹線へ乗り継ぐために設備されていた。山陽新幹線の岡山開業は昭和47年3月のため未開業。
この駅に設備されていた準常備式の特急券と寝台券は、発駅の広島が印刷されていた。
新大阪から乗り継ぐ東海道新幹線の特急券も設備されていた(左側)。ひかり号とこだま号で料金が異なり、この特急券はひかり号専用券で、列車名が印刷されている。この時代はひかり号がA料金、こだま号がB料金で乙片にA特急と印刷されているのは、この料金区分による。
この駅の補充通学定期には乙片にも「学」の小さい加刷が入っている。