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三次鉄道部・簡易委託軟券特集

三次鉄道部の簡易委託・常備軟券

3月31日限りをもって、JR西日本・三次鉄道部管内の簡易委託駅が委託解除となりました。管内の駅では、JR西日本独特の大型軟券を発売していた駅があり、各種即売いたします。是非この機会にお求めください。なお、いずれも数に限りがありますので、お早めにお申し込みください。


即売品一覧表

様式について

JR西日本の簡易委託券は、軟券化後のA型千切り券から、掲載の大型軟券へと移行しました。様式には大きく分けて、金額式と一般式(着駅式)があり、金額式は赤地紋、一般式は青地紋となっています。

JRの部内規程によれば、100キロまでの途中下車できない乗車券は赤色、100キロを超える途中下車ができる乗車券は青色として印刷することが定められていますが(旅客営業取扱基準規程第182条第2項)、この大型軟券は、上述の法則により色分けされているのが特徴です。国鉄時代の広島印刷場からの慣例で、途中下車ができる乗車券も金額式で設備していた例もあり、この場合も赤地紋として印刷されていました。

全体の様式としては、補充片道乗車券(補片)に準じたものとなっており、一般式の長距離券を中心に経由が印刷されている券もあります。発行箇所は管理駅表記となっており、また発駅は簡易委託駅を表す (ム) が大きく表示され、簡易委託券としての存在を大きくアピールし、美しい券面に仕上がっています。

この券は、委託先への手数料を含めた形で、受託側が10枚分程度の金額をあらかじめ支払い、11枚の乗車券を管理駅から仕入れる仕組みとなっています。そのため、「委託販売片道乗車券」とのタイトルが印刷された表紙のある11枚綴りの冊子となっているのも大きな特徴です。この表紙に記載されている金額は、11枚分の金額となっています。また管理駅でPOSシステムにより管理するため、JR西日本特有のバーコードの印刷があります。

金額式
大型軟券・金額式
一般式
大型軟券・一般式
表紙
大型軟券・表紙

設備されていた券種

最後に今回委託解除となった駅で、常備軟券を取り扱っていた各駅(比婆山、河佐、備後安田、山ノ内、八次)に設備されていた券種の一覧をまとめてみました。(過去に設備されていたもの、また他駅発となる券を訂正して発売していた券を含みます。)

駅名券種
比婆山
ひばやま
大人 140円, 180円, 230円, 320円, 400円, 570円, 740円, 1890円(2日間有効)
小児 70円, 160円
河佐
かわさ
大人 200円, 230円, 320円, 570円, 950円
小児 100円110円
備後安田
びんごやすだ
大人 《金額式》 180円, 200円, 230円, 320円, 400円, 480円, 570円, 650円, 740円, 820円
《一般式》 吉舎ゆき, 三次ゆき, 府中ゆき, 福山ゆき, 広島ゆき
小児 《一般式》 吉舎ゆき, 三次ゆき
山ノ内
やまのうち
大人 140円, 180円, 200円, 320円, 230円, 320円, 400円, 570円, 740円, 820円, 1620円
小児 100円
八次
やつぎ
大人 140円, 180円, 200円, 230円, 320円, 400円, 650円, 740円, 1110円, 1280円, 1620円